ビューティガレージ(3180)は、美容室やエステサロン向けにプロ用商材を提供するBtoB企業です。
業務用ECサイトや開業支援、ITツールなどをワンストップで手がけています。
株主優待は、100株を1年以上保有することで、約4,000円相当の商品が1点もらえます。
タオル・ヘアケア・エステ化粧品・美容家電など、サロン仕様のアイテムを専用サイトから選べる形式で、日常使いにも便利です。
2027年4月期の1株あたりの年間配当予想は、18円(中間9円+期末9円)です。
配当利回りは控えめですが、実用性のある優待が気に入り100株保有しています。
優待内容と条件
| 【優待内容】 | |
|---|---|
| 回数 | 年1回 |
| 対象株主 | 100株以上を1年以上継続保有 4月末&10月末の名簿に連続3回以上記載 |
| 権利確定日 | 4月末 |
| 優待内容 | 自社取扱商品の中から約4,000円相当を1点選択 例:タオル・ヘアケア・美容家電 |
| 優待到着時期 | 案内は7月に案内到着 申込期限は8月末が目安です(2025年度実績) |
ビューティガレージの株主優待を受け取るには、100株持っているだけでは不十分です。以下の2つの条件を同時に満たす必要があります。
- 100株以上を保有
- 1年以上の継続保有
4月・10月・翌年4月と3回連続で株主名簿に載ることが必要で、最短でも1年かけて権利を積み上げる必要があります。
優待内容は、全25アイテムの中から1点を選べる方式です。専用の「株主優待サイト」から、希望の商品を選択して申し込みます。
IR資料:株主優待制度
| 【例:権利取得までのスケジュール】 | |
| 4月の基準日まで (権利付き最終日まで) | 100株以上を購入・保有 |
| 10月の基準日 | そのまま保有を継続(2回目の名簿記載) |
| 翌年4月の基準日 | そのまま保有を継続(3回目の名簿記載) → 優待権利確定 |
権利付き最終日とは権利確定日の2営業日前を指し、この日の大引け(15:30)までに保有していることが条件です。
権利確定日や権利付き最終日の日付が、土日祝日の場合だと前営業日にずれるため、証券会社のサイトで事前に確認することをおすすめします。
次回優待権利確定日のスケジュールは以下の表の通りです。
| 【権利付き最終日】 | 【権利落ち日】 | 【権利確定日】 |
| 2027年4月27日 | 2027年4月28日 | 2027年4月30日 |
「権利確定日」と「権利付き最終日」は混同しやすいポイントです。仕組みをしっかり理解しておきたい方はこちらもあわせてご覧ください👇
配当金はいくら?権利確定日はいつ?
2027年4月期の年間配当予想は18円です。前期から2円の増配予定となります。
| 【配当回数】 | 【権利確定月】 | 【配当支払月】 |
|---|---|---|
| 2回/年 | 10月 4月 | 1月(中間) 7月(期末) |
1株当たりの次回配当予想とスケジュールは以下の表の通りです。
| 【配当区分】 | 【配当金額】 | 【権利付き最終日】 | 【権利落ち日】 | 【権利確定日】 |
| 中間(’26.10) | 9円 | 2026年10月28日 | 2026年10月29日 | 2026年10月30日 |
| 期末(’27.04) | 9円 | 2027年4月27日 | 2027年4月28日 | 2027年4月30日 |
配当だけを狙いたい方には物足りない水準かもしれませんが、優待目的+αで楽しみたい筆者としては、十分満足できる水準だと感じています。
ビューティガレージは、事業拡大による企業価値向上を最大の株主還元と位置づけつつ、業績に応じて配当も行っていく方針を示しています。
IR資料:配当政策・配当金
事業内容
| 【上場市場】 | 【業種分類】 |
|---|---|
| プライム市場 | 卸売業 |
ビューティガレージ(3180)は、美容室・エステ・ネイルサロン向けに、プロ専用の商材やサービスを提供するBtoB企業です。
ただの商品販売にとどまらず、開業支援や経営サポート、ITツールの導入まで、サロン経営をワンストップで支援する仕組みを築いています。
美容業界を裏側から支える存在として、継続的な成長を続けている企業です。
- 物販事業
- 店舗設計・開業支援事業
- ソリューション事業
それぞれの事業内容を、もう少し詳しく見ていきましょう。
物販事業
主力の物販事業では、美容室やエステサロン向けに、プロ専用の美容商材や機器を提供。
自社ECサイト「BEAUTY GARAGE Online」は、2003年に業界初のプロ向けオンラインショップとして立ち上げられ、現在は会員数70万口座を超える業界最大級のBtoB通販サイトに成長しています。
さらに全国のショールームやカタログ通販を通じて、美容業界の仕入れインフラとして機能しているのが大きな強みです。
店舗設計・開業支援事業
新規開業を目指すサロン向けに、物件探しから内装デザイン・施工までをワンストップで対応しています。
資金計画の相談や助成金の案内、スケジュール調整まで一貫してサポートし、サロン開業の第一歩を総合的に支える存在です。
ソリューション事業
ソリューション事業では、POSレジや予約管理システムの提供に加え、電力・クレジット決済、広告運用、集客支援など、美容サロンの経営に欠かせない業務をトータルでカバー。
導入後のアフターフォローまで丁寧に対応し、サロン経営のパートナーとして長く伴走できるビジネスモデルを構築しています。
このように、ビューティガレージは美容業界向けの仕入れ・開業・運営支援をトータルで展開し、縁の下の力持ちとして、業界全体を支える存在として成長を続けています。
主力の物販が安定した収益を支える一方で、開業支援や経営サポートといったストック型の収益モデルを組み込んでいるのも大きな特長です。
さらに、自社物流センターを活用した配送体制を構築しており、ITと物流を組み合わせたインフラ体制は、同社の強みの一つになっています。
参考資料:事業内容(ビューティガレージ公式サイト)
| 会社名 | 株式会社ビューティガレージ |
| 本社所在地 | 東京都世田谷区桜新町1‑34‑25 |
| 代表者 | 代表取締役会長兼CEO 野村 秀輝 代表取締役社長兼COO 樺島義明 |
| 設立 | 2003年4月24日 |
| 上場日 | 2013年2月14日(東証マザーズ) |
| 東証プライム昇格 | 2022年4月(市場再編に伴う移行) |
| 資本金 | 約7.68億円(2025年4月末現在) |
| 事業内容 | 物販事業 店舗設計・開業支援 ソリューション事業 |
| 決算期 | 4月末日 |
| 定時株主総会 | 7月 |
業績

ここからは、売上高・営業利益・EPSなど、ビューティガレージの業績の推移をチェックしていきます。
売上高と営業利益
2027年4月期(2026年5月1日~2027年4月30日)の連結業績予想は以下の通りです。
- 売上高:431億5300万円
- 営業利益:22億1700万円
- 経常利益:22億円
過去数年の売上高と営業利益の推移も見てみましょう。

売上高は右肩上がりで成長を続けていますが、2026年4月期は増収減益となりました。2027年4月期は再び増益に転じる予想となっており、今後の動向に注目です。
EPS
EPSとは企業がどれだけ効率的に利益を上げているかを、1株あたりの利益として表す指標です。

| 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 | 2027年予 |
| 37.5円 | 29.83円 | 32.24円 | 51.97円 | 56.24円 | 68.49円 | 85.78円 | 80.87円 | 74.38円 | 107.71円 |
EPS(1株当たり純利益)は2024年4月期にピークをつけたあと、2026年4月期は74.38円まで低下しました。
これは主力の物販事業において、物流拠点の移行(既存拠点から新拠点への切り替え)の遅れにより、新旧拠点の並行稼働でコストが増加したことが要因です。
2027年4月期は107.71円まで回復する予想となっており、物流体制の改善が進むことに期待が持てます。
参考資料:決算短信(2026年6月9日発表)
営業利益率
営業利益率は、売上高に対して営業利益がどの位の割合を占めているかを示す指標で、 企業の「本業による収益力」を見るときに使われます。
| 【年度】 | 【営業利益率】 |
|---|---|
| 2017/04 | 5.76% |
| 2018/04 | 5.55% |
| 2019/04 | 4.53% |
| 2020/04 | 4.64% |
| 2021/04 | 5.11% |
| 2022/04 | 5.14% |
| 2023/04 | 5.14% |
| 2024/04 | 5.7% |
| 2025/04 | 4.73% |
| 2026/04 | 3.97% |
| 2027/04予 | 5.14% |
2027年4月期は前述の物流拠点移行の影響が緩和されることで、5%台に回復する予想となっています。
財務

続いて、自己資本比率やキャッシュフロー、配当性向など財務面の安定性を見ていきます。
自己資本比率と有利子負債比率
自己資本比率は、一般的に40%以上あれば財務体質は健全とされます。(※業種によって差はあります)
有利子負債比率は、自己資本に対する有利子負債(借入金など)の 割合を示し、この数値が高いほど負債への依存度が高いことを意味します。
| 【年度】 | 【自己資本比率】 | 【有利子負債比率】 |
| 2016/04 | 51.2% | 14.83% |
| 2017/04 | 48.9% | 12.22% |
| 2018/04 | 50.7% | 16.11% |
| 2019/04 | 54.9% | 9.7% |
| 2020/04 | 54.8% | 18.33% |
| 2021/04 | 45.5% | 29.3% |
| 2022/04 | 50.0% | 23.61% |
| 2023/04 | 50.0% | 20.52% |
| 2024/04 | 51.0% | 23.56% |
| 2025/04 | 46.9% | 28.11% |
| 2026/04 | 45.3% | 35.88% |
自己資本比率は40%以上を維持しており、財務の健全性は保たれています。
営業活動によるCF(キャッシュフロー)
営業活動によるCFとは、会社の本業で得た現金の増減を示す指標です。
売上から経費や仕入れなどを差し引いたあと、実際に手元に残ったお金がどれくらいあるかを表すため、企業の安定性や持続力を判断するうえで重要なポイントになります。

営業活動によるCFは年によって変動はあるものの、これまで一貫してプラスを維持しており、本業でしっかり現金を生み出せていることがわかります。
現金等
現金等とは、企業が保有する現金や、すぐに現金化できる資産(預金・短期保有の有価証券など)を指します。手元資金が多いほど、急な出費や景気変動にも柔軟に対応でき、財務の安全性を測る重要な指標です。

1株当たり配当金と配当性向
配当性向の目安として、30〜50%程度が一般的とされます。
| 【年度】 | 【1株配当】 | 【配当性向】 |
| 2017/04 | 3.5円 | 13.3% |
| 2018/04 | 4.5円 | 11.9% |
| 2019/04 | 4.5円 | 15.1% |
| 2020/04 | 5円 | 15.5% |
| 2021/04 | 7円 | 13.5% |
| 2022/04 | 8円 | 14.2% |
| 2023/04 | 10円 | 14.6% |
| 2024/04 | 13円 | 15.2% |
| 2025/04 | 15円 | 18.5% |
| 2026/04 | 16円 | 21.5% |
| 2027/04予 | 18円 | 16.7% |
中長期で連続増配が続いている点は、嬉しいポイントです。配当性向は利益の2割前後と余裕があり、連続増配中でも無理のない範囲と言えそうです。
業績・財務のデータとあわせて、PERやPBRも株価の割安・割高を判断するうえで参考になる指標です。
PER・PBRは株価や業績の変化に応じて数値が変動するため、最新の情報を確認しながら判断することが大切です。
詳しい見方は、初心者向け解説記事で紹介しています。
運用記録
2025年10月に100株取得しました。
| 【年月】 | 【買付株数】 | 【金額】 | 【配当金】 | 【優待】 |
|---|---|---|---|---|
| 2025.10 | 100株 | 138,300円 | - | - |
| 2026.01 | - | - | 800円 | - |
| 合計 | 100株 | 138,300円 | 800円 | - |
優待は2027年4月末まで保有していないともらえませんが、楽しみに待ちたいと思います!
まとめ

ビューティガレージは、美容室・エステ・ネイルサロンなど、美容業界向けに仕入れ・開業・経営支援をワンストップで提供するBtoB企業です。
物販(EC・ショールーム・カタログ)を柱としつつ、開業支援やPOS・ITツールといった“ストック型収益”も取り入れた安定感のあるビジネスモデルだと筆者は感じています。
🔸 株主優待の魅力
株主優待は、100株を1年以上保有することで、約4,000円相当の優待品が1点もらえます。内容は、タオルや美容家電など、業務用ながら日常使いできる実用品が中心で、実用性の高さも魅力のひとつです。
🔸 配当について
配当利回りはやや控えめですが、利益の2割前後を配当に充てる堅実な方針が取られており、安定感があります。また、連続増配が続いており、現時点では無理のない水準での増配が続いている印象です。(※将来の増配を保証するものではありません)
🔸 財務・業績
売上や利益は堅調に推移しており、着実な成長を続けています。営業利益率は、物流や開業支援など幅広いサービスを展開するビジネスモデルを考慮すれば、妥当な水準だと筆者は感じています。
自己資本比率は健全な範囲内での緩やかな低下となっていますが、これは物流拠点の整備に伴う投資が影響しており、現時点で財務面に大きな懸念は見当たらないと筆者は判断しています。


