【配当&株主優待】立川ブラインド工業(7989)

検討銘柄

立川ブラインド工業(7989)は、窓まわりのブラインドや間仕切りなどを手がけるインテリア製品の老舗メーカーです。

公共施設やオフィス、住宅など、あらゆる空間で採用される製品を展開しており、創業から80年以上の歴史を持つ安定企業として知られています。

安定した経営に加えて、配当や株主優待も魅力的な立川ブラインドを、投資目線でチェックしていきます!

立川ブラインド工業ってどんな会社?

【上場市場】【業種分類】
プライム市場金属製品

立川ブラインド工業株式会社(タチカワブラインド)は、1938年に創業し、1947年に株式会社化された、窓まわりのインテリア製品を中心に製造・販売を行う老舗メーカーです。

ブラインド業界で国内トップクラスのシェアを誇り、家庭用から業務用まで幅広い製品を提供しています。

🛠️ 主な事業内容
  1. ブラインドの製造・販売・設計施工
  2. 間仕切りの製造・販売・設計施工
  3. カーテンレールやその他建築材料の製造・販売・設計施工
  4. 輸出入販売
  5. 二段式駐車場装置の販売・設計施工

横型・縦型ブラインドやロールスクリーン、プリーツスクリーンといった多彩な製品を展開するほか、アコーディオンカーテンやパネルスクリーンなど、空間を有効活用する間仕切り製品も手がけています。

窓まわりにとどまらず室内外装品や建築材料、機械式立体駐車場装置の設計・施工まで事業領域は幅広く、国内外で多角的に展開しています。

🌟 立川ブラインドの強み
  • オーダーメイド対応で高い顧客満足度
  • カラーバリエーション豊富でインテリアに馴染む
  • 短納期対応と自社工場による品質管理
  • 学校・病院・美術館など多くの施設で実績あり

「見えないところで支えるインテリアのプロ」。
そんな立川ブラインドは、地味だけど確かな強みを持つ企業です。投資先として、知るほどに面白い存在です!

会社名立川ブラインド工業株式会社
TACHIKAWA CORPORATION
本社所在地〒108-8334
東京都港区三田3丁目1番12号
代表者代表取締役社長 池崎 久也
創業1938年(昭和13年)5月30日
設立1947年(昭和22年)10月22日
(株式会社に改組)
上場日1982年6月16日
資本金44億7,500万円(2024年12月31日現在)
事業内容各種ブラインド、間仕切り、カーテンレール
室内外装品、建築材料の製造販売、設計施工
関連製品の輸出入、機械式駐車場装置の販売
設計施工およびそれらに附帯する業務
決算期12月31日
定時株主総会毎年3月開催

配当はいつ?

【配当回数】【権利確定月】【配当支払月】
2回/年6月・12月9月・3月

2025年12月期の1株当たりの年間配当予想は55円です。

優待内容は?

立川ブラインド工業の株主優待は「QUOカード」です。持株数や継続保有期間により優待内容が変わります。

【保有株式数【保有期間3年未満【保有期間3年以上】
100株以上300株未満500円分1,000円分
300株以上500株未満1,500円分2,000円分
500株以上1,000株未満3,000円分4,000円分
1,000株以上4,000円分5,000円分

📌権利確定日:毎年12月31日(翌年3月、事業報告書に同封して送付)

業績・財務

業績と財務をみていきましょう。

売上高

出典:IR BANK

売上高はおおむね横ばいで推移しており、景気の波にも強い安定感が感じられます。ただ、最近は成長がやや鈍化しており、もう一段階の飛躍を期待したいところです。

EPS

出典:IR BANK

利益水準がしっかり確保されている点は安心材料です。ただ、ここ数年は大きな伸びが見られないので、頑張ってほしいところです。

営業利益率

出典:IR BANK

営業利益率は業界平均を上回っており、しっかり稼ぐ力があるのはさすがです!

自己資本比率

出典:IR BANK

自己資本比率は80%を超えており、財務の安定感は申し分なしです。

営業活動によるCF

出典:IR BANK

営業キャッシュフローはきちんとプラスで、本業できちんとお金を稼げているのは安心ポイントです。

現金等

出典:IR BANK

現金残高はやや減少していますが、研究開発や設備投資が主な理由で、前向きな使い道と見てよさそうです。

1株当たりの配当金

出典:IR BANK

減配もなく、安定した配当が続いているのは好印象です。

配当性向

出典:IR BANK

配当性向を見ても、まだまだ余力がありそうですね。

まとめ

立川ブラインド工業は、ブラインドや間仕切りといった空間づくりのプロとして、長年安定した経営を続けている老舗メーカーです。

売上やEPSは大きな伸びこそないものの、営業利益率や自己資本比率の高さから、財務の安定感はバツグンだと思います。

営業キャッシュフローもきちんとプラスで、本業の稼ぐ力が感じられます。

株主還元にも積極的で、減配なしの安定配当に加え、QUOカードの優待も魅力のひとつで、累進配当方針や総還元性向50%以上を目指す姿勢からも、今後の還元強化に期待が持てそうです。

派手さはありませんが、「地味に堅実」な1銘柄として、長期保有に向いている企業と言えるのではないでしょうか。